【2030年末まで延長】住宅ローン減税で家づくりを始めやすく|まずは「いくら戻る?」から理解してみよう!

建築費や物価の上昇が続く中で、「いつになったらマイホームを持てるんだろう…」と感じる方は少なくありません。

実は今、国の支援制度のひとつ 「住宅ローン減税」 を上手に使うことで、家づくりの負担を軽くできる可能性があります。

制度は複雑に見えますが、ポイントはシンプルです。

目次

住宅ローン減税って何?

住宅ローンを組んで家を買う/建てる/一定のリフォームをして住み始めた人が、税金(所得税など)を安くしてもらえる制度です。

難しく言うと「控除」ですが、イメージはこうです。

家に住み始めたあと、条件を満たすと、毎年、税金の負担が軽くなる(戻ってくることもある)

どれくらい戻る?数字でイメージしよう!

基本の計算はこれだけです。

年末のローン残高 × 0.7% = その年の控除の目安

例:年末のローン残高が 3,000万円 なら3,000万円 × 0.7% = 年間 21万円(目安)

さらに分かりやすい早見表はこちらです。

年末のローン残高(目安)年間の控除額(目安)
2,000万円14万円
3,000万円21万円
4,000万円28万円
5,000万円35万円
ポイント
  • 「毎年の税金」から引かれる仕組みなので、税金をどれくらい払っているかで実際の戻り方は変わります
  • 条件により 最長13年 の枠があります(住宅の種類で変わります)

※上の表は「分かりやすい目安」です。実際は、税額の上限や住宅の区分で変動します。

【2026〜2030年入居】住宅ローン減税の借入限度額・控除期間まとめ

住宅ローン減税の対象となる住宅には、いくつかの種類があります。

新築住宅

「長期優良住宅」:耐震性や省エネ性能に優れた、長持ちする家。
「低炭素住宅」:二酸化炭素の排出を抑えた、環境に優しい家。
「ZEH水準省エネ住宅」:高断熱・高効率設備で、エネルギー消費を抑えた家。
「省エネ基準適合住宅」:一定の省エネ性能を満たした家。

これらの住宅は、性能が高い分、光熱費が安くなったり、住み心地が良かったりと、様々なメリットがあります。

既存住宅(中古住宅)

新築住宅に比べて、比較的安価に購入できるのが魅力です。リフォームすることで、自分好みの空間にすることも可能です。

対象となる住宅の種類によって、借入限度額や控除期間が変わってきます。詳しくは以下の表をご覧ください。

1)新築(新築取得・未使用住宅等)の場合

住宅の種類借入限度額(最大)控除率控除期間
認定住宅(長期優良住宅・低炭素住宅)4,500万円0.7%13年
ZEH水準省エネ住宅3,500万円0.7%13年
省エネ基準適合住宅2,000万円(※2026〜2027年入居のみ)0.7%13年

※「省エネ基準適合住宅(新築)」は 2028〜2030年入居は原則対象外の方向(ただし経過措置あり)とされています。

2)中古住宅(既存住宅)を買う場合

住宅の種類借入限度額(最大)控除率控除期間
認定住宅(長期優良住宅・低炭素住宅)3,500万円0.7%13年
ZEH水準省エネ住宅3,500万円0.7%13年
省エネ基準適合住宅2,000万円0.7%13年

3)リフォーム(増改築等)/その他のケース

(例:増改築等、一定の中古取得、買取再販等を含む)

区分借入限度額(最大)控除率控除期間
上記以外の住宅の取得等2,000万円0.7%10年

子育て世帯・若者夫婦世帯は、さらにお得!

子育て世帯や若者夫婦世帯なら、長期優良住宅や低炭素住宅を取得する場合、なんと借入限度額が最大5,000万円までアップ。国が若い世代の住宅取得を特に応援していることが推測できます。

1)新築(新築取得・未使用住宅等)の場合(子育て世帯・若者夫婦世帯(上乗せ))

住宅の種類借入限度額(最大)控除率控除期間
認定住宅(長期優良住宅・低炭素住宅)5,000万円0.7%13年
ZEH水準省エネ住宅4,500万円0.7%13年
省エネ基準適合住宅3,000万円(※2026〜2027年入居のみ)0.7%13年

※「省エネ基準適合住宅(新築)」は 2028〜2030年入居は原則対象外の方向(ただし経過措置あり)とされています。

2)中古住宅(既存住宅)を買う場合(子育て世帯・若者夫婦世帯(上乗せ))

住宅の種類借入限度額(最大)控除率控除期間
認定住宅(長期優良住宅・低炭素住宅)4,500万円0.7%13年
ZEH水準省エネ住宅4,500万円0.7%13年
省エネ基準適合住宅3,000万円0.7%13年

事前に確認したい注意点(床面積・所得・立地など)

住宅ローン減税を利用するにあたって、いくつか注意点があります。

床面積(40㎡緩和)

床面積は原則50㎡以上ですが、40㎡以上に緩和される要件があります。

ただし、合計所得金額1,000万円超の方や、上乗せ措置を使う方は 50㎡以上が必要です。

所得制限

年間の合計所得金額が2,000万円以下である必要があります。

立地(災害レッドゾーン:新築は対象外へ)

令和10年(2028年)以降入居分から、土砂災害等のいわゆる災害レッドゾーンの新築住宅は適用対象外となる扱いが示されています(建替え・既存住宅・リフォームは対象)。

手続きの流れ(確定申告)

住宅ローン減税は、原則として 入居した翌年に確定申告が必要です(会社員でも初年度は申告が必要になるケースが一般的)。

必要書類や手続きは状況により変わるため、早めの準備がおすすめです。

まとめ

住宅ローン減税は、賢く活用すれば、マイホーム取得の負担を大きく軽減してくれます。

  • 住宅ローン減税は 年末残高×0.7% の控除が基本(最長13年の枠あり)。
  • 2030年末まで延長される方針で、既存住宅や床面積要件なども拡充方向。
  • ただし、住宅区分(性能)・床面積・所得・立地で条件が変わるため、事前確認が重要。

当社では、家づくり・リフォームのご相談時に、「どの性能で建てると減税枠がどう変わるか」を踏まえ、無理のない資金計画とあわせて整理するお手伝いも可能です。どうぞお気軽にご相談ください。

※支援策の実施は、関連税法法案が今後の国会で成立することが前提です。

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