冬に備える建物点検の5つのポイント|雪国の家を守る実践チェックリスト

いよいよ本格的な冬が近づいてきます。雪国の住まいにとって、大雪・凍結・融雪の反復は劣化を早め、思わぬ事故の要因にもなります。

この記事では、初雪前〜根雪前に最低限おさえたい点検ポイントを5項目に整理。ご自身でできる簡易チェックと、プロに任せるべき判断基準を明確にしました。

目次

点検の前に|安全最優先の3原則

  • 無理な屋根上作業はしない。 
    →転落・踏み抜きの危険があります(梯子は角度75°目安、必ず二人体制)。
  • 感電・火災防止。 
    →融雪設備・凍結防止ヒーターは通電前に断線・漏水の有無を確認。
  • ガス・灯油・薪ストーブは換気確保。 
    →一酸化炭素警報器の動作確認を。

屋根と雪止めを重点チェック

目的:落雪事故・雨漏り・樋破損の予防

自分でできる簡易チェックリスト

☐ 地上・2階窓から屋根面の平滑性(うねり・浮き・ズレ)
☐ 屋根材の割れ・剥がれ・錆(金属屋根は塗膜の剥離や釘浮き)
☐ 雪止め金具の曲がり・緩み・欠落
☐ 雨樋の詰まり(落葉・泥)と勾配不良(溜まり水がないか)

プロに相談すべきサイン

  • 室内天井や梁の雨染み、クロスの膨れ
  • 金具の固定下地が腐朽・空転している
  • 屋根上での補修が必要、または急勾配・高所

落葉期の雨樋清掃+集水器ネットの設置で冬季の氷塊リスクを低減できます。

排雪・除雪の体制づくり(道具・動線・人)

目的:安全かつ短時間で除雪できる仕組み化

事前準備チェックリスト

☐ 道具:スノーダンプ/角スコップ/アルミスコップ/屋根雪下ろし器/融雪剤(塩化物は庭木配慮)
☐ 保管場所:玄関・車庫近くに集約、夜間も取り出せる導線
☐ 養生カーポート・エアコン室外機・灯油タンクの上部保護、落雪帯の立入防止表示
☐ 委託計画:業者の連絡先・料金・出動条件を事前確認(大雪後は予約が混み合います)

融雪設備の予備点検

☐ 電熱式(ロードヒーティング・融雪マット):通電・サーモ動作/漏電遮断器テストは、早めに修理が必要です。
☐ 散水式:ノズル詰まり・配管漏れ/水栓回りの凍結対策

水道管・配管の凍結防止

目的:破裂・漏水・設備損傷の回避

自分でできる簡易チェックリスト

☐ 屋外蛇口・床下・北側配管の保温材の欠損・濡れ
☐ 凍結防止ヒーターの通電ランプ・サーモ作動
☐ 長期不在時は水抜き手順の確認(給湯器含む)

ありがちな見落とし

  • 夏に抜いたヒーターのコンセント差し忘れ
  • 風が当たる基礎換気口付近の配管の保温不足
  • 屋外給湯器配管の保温・防風カバー未設置

プロ相談の目安:給湯器からの異音・エラー表示/水圧低下/結露ではない水滴溜まり

玄関・アプローチの滑り止めと手すり

目的:転倒事故の予防(家族・来客・配達員を守る)

自分でできる対策

☐ 高頻度動線の段差は重点除雪・圧雪除去
☐ 融雪剤の散布(コンクリ劣化・金属腐食に配慮して使用量は最小限)
☐ ノンスリップマット・タイル用防滑コートの検討
☐ 手すりのぐらつき・錆・固定ネジの緩み確認、ポーチ灯の照度確保

プロ相談の目安傾斜がきついアプローチ、下地劣化によるタイル浮き・ひび、常設手すり新設

暖房設備の点検・メンテナンス

目的:暖房効率・安全性・光熱費の最適化

自分でできる点検

☐ フィルター清掃(エアコン・FF・空調機)
☐ 吸排気口・給気口の雪詰まり・閉塞がないか
☐ 燃焼式機器の換気確保/一酸化炭素警報器の期限・動作
☐ 暖房と一緒に断熱・気密の小改善(隙間モール、カーテンボックス、窓の内窓・断熱シート)

プロ相談の目安着火不良・異臭・異音・煤/設置から年数が経過し点検履歴が不明/内窓・断熱改修などの省エネ工事。

初雪前・根雪前に「ここまで」できれば安心(ミニ進捗表)

☐ 雨樋清掃・雪止め目視チェック
☐ 除雪道具セットを玄関脇へ集約
☐ 凍結防止ヒーター通電確認/保温材補修
☐ 玄関の防滑対策+手すり点検
☐ 暖房の試運転・フィルター清掃・換気確認

まとめ

上記は一般的なチェック項目です。建物の構造・築年数・屋根形状・周辺環境により優先順位は変わります。ご自身での点検が難しい場合や気になるサインがあった場合は、早めに専門家へ。

相田建設では、

  • 屋根・外装・雨樋・雪止めの総合点検
  • 融雪設備・凍結防止の動作確認と補修
  • 玄関アプローチの防滑・手すりリフォーム
  • 断熱・内窓・暖房更新などの省エネ改修

までワンストップで承ります。まずはお気軽にご相談ください。

お問い合わせ


平素より弊社サービスにご関心をお寄せいただき、誠にありがとうございます。

ご予約・ご相談など、どのような内容でも承っております。些細なことでも結構ですので、どうぞお気軽にご連絡ください。

メニュー

電話からのお問い合わせ

TEL:0238-23-6510
受付時間: 平日 8:00~17:30
スマートフォンの方は、上記の番号をタップして発信できます。

土日・祝日のお問い合わせについて

誠に勝手ながら、土曜・日曜・祝日はお電話での受付をお休みさせていただいております。

恐れ入りますが、下記「Webサイトからのお問い合わせ」をご利用くださいますようお願い申し上げます。

Webサイトからのお問い合わせ

こちらのフォームは24時間365日受付可能です。

お問い合わせ内容を確認後、担当者より2営業日以内にご連絡いたします。

【お問い合わせフォーム】

【必須】は必ずご選択もしくはご記入ください。【必須】項目は4つのみです。(最短1分)

【必須】お問い合わせ項目の選択
上記から該当するカテゴリーを1つご選択ください。適切な項目が見当たらない場合は、「その他」をご選択ください。
ご不明な点やご相談事項、現在お困りのことなどがございましたら、詳細をご記入ください。
※個人のお客様の場合は、ご記入いただかなくても問題ございません。
※複数候補をご記入いただくと日程調整がスムーズです。
(任意) ご相談場所の選択
ご希望の相談方法をお選びいただくと、その後のご案内がスムーズです。
※訪問相談をご希望の場合は、必ずご入力ください。
※訪問相談をご希望の場合は、必ずご入力ください。
【必須】同意事項
弊社の個人情報の取り扱い(プライバシーポリシー)についてご確認頂き、ご同意のうえ送信をお願いいたします。
(任意) 確認事項
入力内容に誤りがないか、再度ご確認ください。

万が一、2営業日を過ぎても返信がない場合は、迷惑メールフォルダをご確認いただくか、お手数ですがお電話(TEL: 0238-23-6510)にてお問い合わせください。

【予約不要】土日も開館中!住まいのこと、「くらしとるるる」でふらっと相談しませんか?

「少しだけ聞いてみたい」大歓迎です!

相田建設1階に常設されているショールーム「くらしとるるる」は、ご予約なしで、いつでもお気軽にお立ち寄りいただけます。

土日も開館しているので、平日お忙しい方も安心です。専門スタッフがお客さまの疑問やお困りごとに丁寧に対応いたします。

住まいや不動産に関するご相談はもちろん、展示品の閲覧、ワークショップやセミナー(※開催情報は別途こちらをご確認ください)で暮らしのヒントを見つけられます。

施設名: くらしとるるる(相田建設1階)
開館日: 月曜・木曜・金曜・土曜・日曜
開館時間: 9:30~12:00/13:00~16:30
休館: 火曜・水曜・祝日

予約不要でいつでも見学・相談OK!

<くらしとるるるギャラリー>

スクロールできます

<アクセス>

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次