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相田建設株式会社

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新代表×新社長
対談特集

令和4年4月より、これまでの経営体制を一新し、代表・相田晃輔と社長・相田泰則による共同経営となった当社。

新代表および新社長となった両名に、これまでの事業の振り返りと≪アイケン・イノベーション≫と銘打ったこれからの挑戦について話を聞きました。

これまでの業界の動き、そしてこれからの見通しについて教えてください。
私が会社に入ったころは、まさに公共事業の花盛り。需要旺盛なので、こちらから何か提案するということをしなくても、きちんと対応していれば事業として成り立っていました。ですが、それだけでは今後は立ち行かない。“需要に対応してきた”ところから、これからは“需要を創っていく”に変化していかないといけないんです。
今までの弊社の価値というのは、長く地元・米沢で建設に携わってきた実績とお客様の存在だったわけです。それは社員の頑張りがあってこそのものなので、本当にありがたい土台を作ってもらったと思っています。ですが、市場が縮小し、お客様の価値観も多様化してきている中、さらに新たな価値を積み重ねていかなければ置き去りにされてしまうでしょう。もう、今までの実績の上にあぐらはかけないんです。
代表取締役 相田晃輔
これからの新たな「価値の創造」のために、様々なチャレンジが始まっています。取り組みの内容や想いを教えてください。
取締役社長 相田泰則
2019年に、「価値の創造」というミッションと、2016年に「地域が求め、選ばれる会社へ」という10年ビジョンを掲げ、どこに向かっていくのかということを明確にするために、中期計画をまとめてきました。そこで出てきたのが、旧アイケンリフォーム館を新しい価値を創る場所にリノベーションしたいということ。それこそが、「るるる」なんです。
「るるる」とは… 暮らしの情報を「きくみる」、ライフプランを「つくる」、理想の暮らしを「かなえる」のすべてをサポート。
お客様の理想の暮らしに寄り添う、まったく新しい相談窓口。
https://kurashitorururu.com/
そして、何より働く人のパフォーマンスも高くないと絵に描いた餅になってしまうので、モチベーションをもって取り組めるよう、組織体制や人事制度も作り変えてきました。要は組織の建付けですね。試験的に社内横断型のチームづくりなども実施しながら、何年もかけて、ようやくスタート台に立ったところなんです。
会社を一回辞めて、また新しくつくったくらいの気分だよね。本当の意味での「リストラクション(再構築)」。相当な覚悟でやっていくぞと。
これからどんなことが相田建設の強みになっていくと思いますか。
うちは総合建設業ということで、建築、土木、住宅の新築、リフォーム、不動産まで、暮らしに関する総合的な技術を培ってきました。何でもできるからこそ、多様化しているお客様の価値観に寄り添った提案ができるのではないか。「るるる」は、暮らしの様々な選択肢を「きく・みる」ことができ、そこで「かなえる」こともできるという、相田オリジナルのサービスコンテンツです。それが、革新性に欠ける建設業の中で突き抜ける、うちにしかできないことになっていくのではないかと思っています。
やっぱり大事にしたいのは独自性だよね。「我々らしさ」というのは必ず持っていたい、いつの時代も。みんな同じだった時代もそれはそれで良かったでしょうけど、これからは変わっていくと思うし、そうでないと面白くないよね。
社運をかけた変革に際して、社員のみなさんの意識も変わりましたか。
やっぱり組織の建付けが変わると社員の意識も変わって、役割というものがすごく明確になってきていると感じます。社員にも伝えている、うちの会社の精神を表現した、こんな文章があります。「まじめに面白いを創り、未来の楽しいを創る」。「るるる」もそうですし、組織の作り込みでも同じです。反発があったらどうしようもないので、きちんと改革の目的を社員にも伝え、じっくりと作り込みながら、ようやくここまで来たという感じですね。
経営体制も共同経営へと変わります。その理由を教えてください。
上役の人がちゃんと役割を認識した上で、できるパフォーマンスをもっと上げていかないと、社員も伸びないという意識があります。オフェンス(社長)とディフェンス(代表)と言うと分かりやすいですが、私と代表がそれぞれ持ち味を出し、補完し合うことで、この地域の人たちにとってもっと良いものを目指していきたいんです。
お二人は、対照的だからこそ良いコントラストが生まれていると思います。
これから時代が変わっていく中で自分は狭間の世代で、上と下の間という意味ですごく重要なアンテナになってきます。私は27歳のとき、「感性」と「創造性」だけは絶対に仕事する上で必要だから、そこをきちんと理解してやっていくと決めました。今の時代に合わせた感性を磨きながら、常にチャレンジ精神と創造性をもって、いろいろな方々との繋がりの中で楽しくやっていければ良いなと思っています。また代表は違うと思うけどね。
私は後ろで守りますから(笑)。
この二人が共同経営するのが、はたから見たら面白いじゃないですか。二人ともきちんとネクタイを締めていたら意味がなくて、このギャップというのが会社の魅力になる。自分は突き抜けていないと駄目だと思っているけど、それができるのは代表がいるからだよね。
これから地域の中でどんな役割を果たしていきたいですか。
少子高齢化が進んだり、いろいろ時代が変わっていく中で、たとえば空き家など社会問題になりつつある住環境の困りごとに対して、ひとつだけではない答えを見つけられる場所をつくっていきたいです。何かあったら気軽に聞けるということが、地域の人にとっての安心感に繋がれば良いなと思います。そして、私たちは建設業ですから、やっぱり建物を建てることで、地域の魅力も一緒につくっていきたいですね。そうして、地元を土台から盛り立てていければ良いなと思います。
個人の家もそうだし、店舗もそうだし、関わらせていただく繋がりができると、それはまちづくりに繋がっていくのだろうと思います。自分たちが中心だなんて思わないけど、その一角を担う者として、地域に住んでいるみなさんに認識して頂けたらと思います。我々ができる努力をして、より良い地域にしていくことで、暮らしの一助となれれば幸いです。
「るるる」の起ち上げをはじめ、組織体制や人事制度など根本的なところからも変革を行い、会社の新たな1ページを開こうとしている相田建設。これからも地域の暮らしに寄り添い、さらに未来のために挑戦を続けていく当社に、ぜひご期待ください。